信州・伊那谷を舞台に、村歌舞伎に魅了された男たちを通して、歴史に翻弄されながらも力強く生きる人間の姿を描いた本作。主人公・半次を演じたのは、上方歌舞伎の名門・松嶋屋の片岡孝太郎。映画初主演ながら真骨頂である歌舞伎で半次の思いを見事に表現。半次と固い絆で結ばれた雪夫には、同じく片岡愛之助。二人を見守る歌子には、若手随一の実力派・麻生久美子。また、黒澤明監督作の名優・井川久佐志、本作が遺作となった北村和夫など、ベテラン勢が存在感ある演技で脇を固めます。
監督は、現在飯島町在住の後藤俊夫。『マタギ』『イタズ』『オーロラの下で』など、自然と共生する人間たちのドラマは、国際的にも高い評価を得ています。本作では、伊那谷でオールロケを敢行。歌舞伎を愛した男たちの魂の美しさを、伊那谷の風光と共に、壮大なスケールで描いています。
2007/日本/カラー/109分/ビスタ/DTS
(C)Beauty Partnership(角川基金 映画「Beauty」の製作・上映を成功させる会 IFF)
スタッフ
監督:後藤俊夫
製作総指揮:角川歴彦
制作:後藤俊夫/山田俊輔
脚本:小野竜之助/菊原とい美
音楽:小六禮次郎
振付:藤間勘十郎
制作・配給:有限会社信州村歌舞伎保存会、Picture Gold Company(映画通貨合資会社)
キャスト
片岡孝太郎/片岡愛之助/麻生久美子/井川比佐志/嘉島典俊ほか
出品映画祭
第20回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」公式出品
物語
昭和10年、長野県伊那路村。村歌舞伎を初めて見た少年・半次は、「天竜恋飛沫」を踊る雪夫と歌子の舞に心を奪われてしまいます。二人に倣い、歌舞伎を始めた半次。ある日、歌子の代役として初舞台を踏んだ半次は大成功を収め、半次と雪夫はいつしか村の看板役者となっていくのでした。
時は過ぎ、終戦間近の昭和19年。19歳になった半次と雪夫に招集令状が届きます。終戦を迎え、シベリアに送られた二人を待っていたのは、過酷な労働の日々でした。目を患っていた雪夫は倒れ、半次の元には雪夫の死の噂が届きます。
失望し、一人帰国した半次。戦争で多くの若者を失った村から歌舞伎は消えていました。半次は歌子とともに、村に歌舞伎を復活させることを誓うのでした。
ある日、遠く離れた村で、伊那谷村だけに伝わる芝居「六千両」を演じる役者がいることを知った半次は…。
上映情報
[開催日時及び会場]~「ふるさと上映会」:伊那谷地域限定
上伊那ふるさと上映会
●2月10日(日):辰野町(辰野町民会館)14:00-15:50
●2月17日(日):宮田村(宮田村民会館)14:00-15:50
●2月24日(日):中川村(中川文化センター)14:00-15:50
●3月8日(土):駒ヶ根市(駒ヶ根市文化会館)14:00-15:50
飯伊地域ふるさと上映会
●2月8日(金):根羽村(老人福祉センター「しゃくなげ」)19:00-20:50
●2月10日(日):下條村(コスモホール)15:00-16:50
●2月16日(土):松川町(松川町町民体育館)18:30-20:20
●2月17日(日):高森町(高森町福祉センター2階大ホール)14:00-15:50
●2月24日(日):阿南町(阿南文化会館)12:30-14:20
●2月24日(日):喬木村(喬木村中央社会体育館)14:00-15:50
●3月1日(土):飯田市(飯田市鼎公民館)16:00-17:50
入場料
一般(高校生以上) 1,000円〔当日1,200円〕
小・中学生 500円〔当日600円〕
小学生未満 無料
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趣味遊遊 村歌舞伎の保存と伝承&美しい村を目指して